【午前中】
七野:本日は、参加者全員が複数回参加してくださっているので、最近の様子をお聞きして、それぞれが感じたことや考えたことを出し合い深めていきましょう。
また、先日(12月初旬・國學院大學の柴田保之先生と筆談に関心のあるファミリーの会)姫路で行なわれた、筆談親子の会に参加された方がいらっしゃる(NaYさん家族、KiRさん家族)ので、どのようだったかを教えていただけると有り難いです。
続いて、最近興味深い本を見つけたので、紹介します。「手の倫理 伊藤亜紗」という、触れると触るの違いから、普段私達が使っている触れて感じることとは何かを改めて考える機会になる本です。では、次の方。
NaY:まってました。ボクが、知っていることを言います。かしこい(柴田)先生が、おられたので、びっくりしていました(姫路の会に参加)。仕事で、そんなことをしているなんて、今度会えたら、ボクがそれが(かしこくお話やこれからのことをしっかり話していきたい)です。
(柴田先生は)ちょっと、たくさんのことをやりながらここまできたんだと思います。
きょうはよろしくお願します。
MiT:5年生。MiTのことは、みんなと心いっしょにあります。
ここの場所が大好きで、ふにゃふにゃしてしまいます(嬉しいと身体がフニャフニャになる)。こんなに、しあわせはめったにないよ。
KiR:お母さんはいろいろ経験しているから、Rが安心です。KiMa(Rの妹)もよくわかっているから、良い先生(大学生で保健室の先生希望)になると思います。考えていることをかなえたら(妹は、さらに吉本の芸人プロデューサーになりたい!)、もっとおもしろいのにと思います。
(柴田先生は)やさしい先生でした(姫路の会に参加)。お母さんも妹も、やっぱり強いところがあって、Rも実はやばいです(やばいって、強いってこと?)。
NaY:MiTくんへ (僕は)たのしくやりたいと、仕事をしています。
人の役に立つ、やれる仕事、書くことを仕事として、自分にやれる仕事(筆談を広げる)がみつかります。仕事の話がしたいです。そうですね、まず、ここにいる3人で話したいです。
MiT:(本当は)まじめに、やりたいのに、(見える言動としてふにゃふにゃして)できない。(間) (30代の先輩のことばを聴いて、改めて自分に言い聞かせるように)ほんとにそう、やるべきことやる。
NaY:Moさん(文章でMiTくんの質問に答えてくれた)、しっかり言いたいこと やりたいことをしていますね。きょうは、話しあいがしたいです。
KiR:使えるもの(伝える事?)が、いっぱいでこまります。
MiT:お母さんはやさしいです。もっときびしくしてください。
お母さんがボクの言いたいことを言ってくれるのです。でも、お母さんが言っていると思われるのがいやです。
NaY:(僕も)いつも、お母さんの考えだと思われてきました。
七野: (2組みの)ユーザーさんが午後から来ることもあり、本格的な話し合いは午後にしましょう。
【午後①】午前中3組み、更に午後からサポーターとして2組みの参加を得て、筆談体験が始まる。
自己紹介の後、参加者は、5人のユーザーさんと書けるように実地の体験で、順番にユーザーさんの座る席に移動する。参加者の名前と参加者が今言いたいこと一言(ドキドキしてます、犬を飼っています等自由に)を、ユーザーさんと一緒に筆談で書き、お互いに交流と筆談体験をする。その時に、それぞれのユーザーさんが、その参加者に返事として言いたい一言も筆談でやりとりした。
KiN:Kaさん おしごとがんばってください(前回から、Kaさんが、仕事で利用者さんといろいろやりとりしていて、試行錯誤中だと話していたことを、覚えている)
TaM:「おばあにあう」(親しみを込めて、3ヵ月ぶりに会ったKaさん参加者に対して、ちょっと失礼と思いながら。彼は普段アニメや映画の台詞でコミュニケーションを取ろうとする)
KiN:とおくからきてくれてるからね。(Kaさんへのさりげないフォロー)
KiR: おかあさん(Kaさん)のことはだいすき。おかあさんだけど、しごとしているんですね…つかれてる!?(更にKaさんへのさりげないフォロー。ご自身のお母さんも働いているので、状況がわかっている様子)
MiT:きょうはしっかりしたいです(うれしいとふにゃふにゃして困ることがあるので) おうえんてくださいね (かくこと)ぼくもたのしいよ (「ユーザーさんとして、いい仕事してるね」と声がかかる)やりたいことをしているなら おうえんしますよ。
KiN:(MiTに)さいきんあってないですね(コロナ等の影響で、1年近く参加していなかった) またきてくれたんですね。
(勉強会が10年以上になり、ユーザーさん家族も同窓会の雰囲気で語り合うことがある